Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




陽菜と志織が着替えを済ませて降りて来た。


テーブルに着いて


「ん」


志織の前に卵雑炊を。


「恭介さんが作ってくれたんですか?」


驚いたように俺と雑炊を見比べている。


「当たり前だ」


涼が作ったとでも思ってんのか?


「ママ、よかったね~」


陽菜が


「パパやしゃしいね。ママよろこんでる よ。ね、ママ」


「フフフ…そうね。恭介さん、ありがとう」


「あ、いや、当たり前のことをしただけだ」


涼がニヤニヤして俺を見てる。


「涼、このパンも美味そうだぞ。食え」


瑞穂は色んな惣菜パンや果物のデニッシュを持ってきていた。


「ママ、きょうはうちにかえってこよう か?ママはかいしゃおやすみするんで しょ?」


「あ、えっと…」


俺を見て


「恭介さん、今日」


「駄目に決まってる。無理して行ってぶり返したら困るから今日は休んで明日か らにしろ」


だいたい熱は下がってるか知れないが声はまだ掠れているし、粥しか食ってない んだから体力ないだろ。