ガチャッ!
鍵を開けて
「パパ、ひなおかえり」
涼が出迎えに。
「おにいちゃん、たらいま。ママは?」
「ママはねてるよ」
「しんどいのかな?」
心配そうに陽菜が涼にまとわりついている。
「だいじょうぶだよ。さっきまでおきてたからねるようにいったの」
「フフフ…涼ちゃん本当に確りしてるのね」
瑞穂がキッチンに行き
「これ、明日の朝に食べなさいね。どうせ兄さんならまともなもの食べさせてな いでしょ」
「瑞穂」
「おばちゃん、パパね、シャンドイッチちゅくってくれたんだよ。おいしかった よ」
陽菜が俺の弁護を。
「うん、おいしかったよ。でも、これもらったらパパあしたゆっくりひなのおべ んとうできるからよかったね」
涼…どこまでできてるんだコイツは。
さすがに俺に似ている。
「へぇ~そうなの。兄さんも出きるようになったのね」
コイツは一言多い。
「陽菜、パパ着替えて来るからな」
「うん」
二階に上がる前に志織を。



