Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~






5時に終わらせ


「誠、後は頼むな」


「あぁ。ちゃんと晩飯食わせろよ」


「煩い」


水野がクスクス笑ってる。


俺と目が合うと


「お大事に」


「あぁ」


誠もニヤニヤ笑ってるし。


人が大変なのを面白がってるとしか思えん。


でも今はこいつ等に構ってる暇はない。


車を飛ばして保育園へ。


「あ、兄さん」


「お前も今か?」


もう帰ってると思ったのに。


「待ってたのよ」


「ん?」


「話しは後。先に陽菜ちゃん」


「あ、あぁ」


園内に入ると


「パパ~」


「ママ」


陽菜と真人と和人が走って来た。


「おじちゃん、おばちゃんは?」


真人と和人が俺を不思議そうに見上げている。


「まぁくん、かずくん、ママはびょうきなの。だからきょうはパパなんだよ。お べんとうもあしゃごはんもパパがちゅくってくれたんだよ」


「へぇ~すごいね」


陽菜が自慢するから真人と和人から尊敬の眼差しで見つめられた。


お前等は親に似ずいい子だ。