なんとか弁当を作り終わり次は朝飯
と、思ったら涼がパンをトースターに
「パパひとりだとまにあわないよ」
一言多い。
ハムエッグなんて無理なんでパンを焼いてバターを塗ってレタスとハムを挟んで と。
牛乳は涼が用意して。
コーヒーもちょうど出来た。
「さ、食うぞ」
「わっ!パパ、シャンドイッチだ。しゅごいね。ひなシャンドイッチだいしゅ き」
嬉しそうにかぶりついている。
「パパ、よかったね」
「……」
涼にはバレてる。
ハムエッグとサラダを作らなかった訳が。
「パパ、かいしゃは?」
食べ終わって片付けてると涼が心配そうに。
「ん、大丈夫だ。陽菜を保育園に連れて行ってから行くから」
「パパがおくってくれるの?ひなうれしいな」
陽菜の機嫌はいい。



