Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「あ、ママ」


下に降りると志織が部屋から出て来た。


「陽菜、おはよう。恭介さん、おはようございます」


「志織、寝てろって言っただろ」


「ママ、こえがおかしいよ」


陽菜の言うようにまだガラガラのまま。


「うん、声はちょっと…だけど」


「駄目だ!寝ろ」


「うん、ママねんねして」


そこに涼も降りて来て


「あ、ママ、おはよう」


「おはよう、涼」


「ママ、すごいこえ!おきちゃだめだ よ。はやくねて」


涼が志織を引っ張って和室にほりこんだ。


「パパ、だめじゃない。ママをおこしちゃ」


「誰も起こしてない」


なんで俺が涼に怒られなきゃならないんだ。


「ひな、かおあらお」


「うん」


「パパ、ひなのおべんとうつくってね」


言うだけ言って涼はさっさと陽菜を連れて洗面所へ。


全く!!


確りしすぎてんだろ。