二階に上がり ん? ベッドにはいつの間にか涼も寝ていた。 コイツも不安なんだろう、口には出さないが。 仕方ないな、今晩は三人で寝るか。 ベッドに入り ーー ー うっ! 痛っ! 涼の足が俺の腹を! どんだけ寝相が悪いんだよ。 足をのけて布団… 陽菜? どこにいるんだ? 確か涼の横で寝ていたはず。 布団を捲ると! 本来頭があるべきところに足がある。 寝ている間に半回転したのか? 抱き上げて、ちゃんと寝かせ。 二人ともに凄まじい寝相だな。 これは完全に志織の遺伝だ。 「もう蹴っ飛ばすなよ」