下に降りて志織の様子を
「あ、恭介さん」
「起こしたか?」
「いえ。子ども達は?」
志織が起き上がり
「寝てろって。声がガラガラだぞ。涼と陽菜はもう寝たから」
喉の炎症からか声が酷い。
「そうですか。ありがとうございます」
「腹減ってないか?お袋が志織にって粥をもらってきた」
「お母さんが?」
「ん」
「恭介さん、ご飯は?」
「あ、あぁ。俺のももらってきたから。 さっき食った」
「助かりましたね。お礼を言わないと」
「治ってからでいい。そんな声を聞いたらお袋が驚くだけだ。薬を飲まなきゃい けないから食わないと。温めてくるから」
「はい」



