さてと


「涼、陽菜、風呂に入るぞ」


さっき沸かしたから、もう入れるはずだ。


「はぁ~い。ぼくきがえとってくる」


涼は二階へ


あ、陽菜の着替えも…


「パパ」


「ん?」


「ひなもパパとおにいちゃんとはいるの?」


「あ、あぁ」


何を当たり前なことを。


「ひなは3しゃいだからおとこのひととははいらないんだよ」


「はぁ?」


「だからひなはおんなのこだから」


いつの間にこんなことを言うようになったんだ?


「陽菜、じゃあ一人で入るのか?ママは 今日は病気だから入れないぞ。それとも 陽菜は入らないのか?」


「いや!はいる」


「じゃあ一人で」


「ひなはまだちいしゃいからひとりでは はいれない」


半泣き。


「だろ。だからママが病気の時はパパと入ろうな」


「う、うん」


「さ、着替えを取りに行こうな。パパに何を着るのか教えてくれ」


「うん」


やっと機嫌が直った。