「恭介さん、藤倉に」


「後から迎えに行くから。先に帰ってお 前は寝ろ」


「えっ?だって晩御飯」


子ども達に食べささないと。


「お袋に晩飯食わせてやってくれと頼んだから。そんな状態でできないだろ」


「でも恭介さんは」


「俺のことは気にしなくていい」

ーー



家に着いて


「早く寝ろ」


「私、下で寝ますね」


「ん?」


「インフルエンザじゃないけど移したら 大変ですから。子ども達も近づけないで 下さい」


「……」


「恭介さん」


「分かったから寝ろ。俺は迎えに行って来るから」


「はい。お願いします」


恭介さんが出て行き、私はパジャマに着替えて下の和室に布団を敷いて横に。


ーー