綿あめを買って家に帰り


「ママ たべよ」


「陽菜、ママは」


「志織、食べたいんだろ?遠慮はすんな」


「ママ、いっしょにたべよ、はやく」


涼も食べるのね。


二袋買ったから涼と陽菜と私と一本ずつ


「恭介さん食べますか?」


もう一本ある。


「ん。俺はいい。涼と陽菜で分けろ」


涼と陽菜は喜んで


「俺は志織に分けてもらう」


「えっ?」


恭介さんがニヤリと綿あめを持ってる私の手首を握り引き寄せて


綿あめを口に…ってスルーして


「き、恭介さん」