お雑煮とおせちを食べて
「涼、陽菜 お年玉だ」
「ありがとう」
「ありがとう」
涼は小学生になったから二千円
陽菜は涼の時と同じく小銭で千円
二人とも嬉しそうに
陽菜が
「ママ、おにんぎょうさんかえる?」
「う~ん、お人形さんは無理かな」
「そっか。かえないのか」
ちょっと残念そうね。
「じゃあおかしはかえる?」
「うん、買えるよ」
「やったぁ。パパおかしかえるって」
「よかったな」
「うん。ひなね、おかしをかってパパにあげるね」
「パパにくれんのか?」
「うん。ひなパパしゅきだから」
あらあら。
恭介さんデレデレ。
陽菜も恭介さんのツボを心得てんのね。



