涼の部屋を覗くと…
こちらもとっくに夢の世界へ旅している。
相変わらず寝相は悪いけど。
布団をかけ直して
「おやすみなさい、涼」
起きてる時は嫌がるけど寝ている時だけは
チュッ!
頬っぺたにキスを。
あら、
「よく寝てる」
恭介さんが涼の部屋に。
「はい。二人ともはしゃいでいたから」
「ん」
涼の部屋を出て
「恭介さん、もう飲まないんですか?」
「ん。なんだか俺も疲れた」
フフフ…
今日は恭介さん頑張ってくれたもんね。
「じゃあゆっくり寝て下さい」
「ん。おやすみ」
チュッ!
唇に軽くキスをして寝室へ。
さ、私も早く片付けて寝ようっと。
リビングに降りると
あら?
グラスやマグカップがない。
キッチンに運んでくれたのかしら。
キッチンに行くと
「恭介さん」
全て洗って片付けてあった。
珍しい。
どういう心境の変化かしらね。
フフッ
でも嬉しい。



