Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「さ、着いたぞ」


駐車場に車を止めて少し歩くと


「わ~きれい~」


「きれ~」


涼と陽菜が目をキラキラさせて


「本当に綺麗ね」


恭介さんに連れて来られたのはクリスマスイルミネーションがされている公園


此所のクリスマスイルミネーションは有名で一回は見たいと思っていた。


でも、恭介さんはイルミネーションには興味はないし人出の多いのも苦手だから『連れて』とは言えなかった。


「恭介さん、ありがとう。嬉しい」


そっとお礼を言うと


「お前来たかったんだろ?」


えっ?なんで知ってるの?


私が驚いた顔を見て


「この間、イルミネーション特集が載っている雑誌を見て溜め息ついていた」


「あ!」


確かに。


よく見てるのね。


「お前のことはなんだって分かる」


耳元で


「き、恭介さん」


また、赤くなっちゃうよ。