「ん。だから我慢しような。涼と陽菜がもっと大きくなったらサンタクロースがプレゼントしてくれるからそれまでの辛抱だ」
「うん。しかたないね」
「うん」
涼も陽菜も分かってくれたみたいでよかった。
「さ、二人ともサンタクロースのプレゼントを開けてみなさい」
いつもは夜帰ってからだけど今日は特別ね。
「うん」
陽菜が恭介さんの膝から降りて
「おにいちゃんあけて」
「うん」
包みをはがして
「あ、ワンちゃん」
それは犬のぬいぐるみ。
でも普通のぬいぐるみじゃなくて中にコンピューターが組み込まれていて可愛がると返事をしたり芸をしたり歩いたりする育成玩具
陽菜が箱から出すと



