旅館に戻って
「じゃあ、涼 お風呂入ろうか?」
熊五郎とペン太郎に貝殻を見せていた涼が
「うん、はいりゅ」
「パパと入る?ママと」
「パパーとママーとりょうとはいりゅ」
へっ?
三人で入るの?
恭介さんを見ると、ニヤニヤ笑ってるし
「ママー」
「あっ、涼、パパとじゃ駄目なの?」
やっぱり恥ずかしいよ。
「らめ!パパーとママーとりょうとはいりゅ」
相変わらず言い出したら聞かないんだから。
「諦めろ」
「恭介さん…」
「涼、三人で入ろうな」
「うん」
はぁ~
俺様二人には勝てないわ!
「分かりました。じゃあ先にパパと涼で入ってて。着替え出したらすぐ行くから」
「あい」
恭介さんと二人、お風呂場へ
着替えを用意して
ぐずぐずしてたらまた怒るよね、あの俺様コンビは!
「あ、ママー」
お風呂場へ行くと涼が抱きついて来た。
「ママーここかりゃうみがみえりゅんだよ」
「ほんとだねぇ」
「志織、早く浸からないと風邪ひくぞ」
恭介さんが湯船から
「涼も、もう一回浸かれ」
「あい」
涼を湯船に入れて、かかり湯をして湯船に入った。
「ママー」
また涼がしがみついて来た。
「涼、気持ちいい?」
「うん」
「じゃあ、体とお顔と頭を洗おうか?」
「うん」
恭介さんの視線を避けて、湯船から上がり
「さっ、洗おうね」
「うん」
今日は大人しく洗わせるわ。



