Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




海岸へ出て


「わ~おおちいね」


初めて見る海に興奮してる。


「じゃばんじゃばんちてるね」


波が打ち返すのが少し怖いのか、恭介さんにしがみついて



「涼」


「なぁに、ママー」


「手、出してごらん」


涼の手のひらに貝殻を置く。


「わ~ちれい」


桜色に輝く貝殻


「桜貝だよ。綺麗だね」


「ちゃくらがい。うん、ちれい」


大事そうに握りしめる。


「ママー、りょうも」


私が貝拾いをしてると涼も真似して貝を探している。


そんな私達を見ていた恭介さんに


「パパーもちゃがちて」


恭介さんにも参加するように言ってる。


涼に言われたら仕方ないよね。


涼と一緒に探し始めた。


ほんと涼の言うことなら聞くんだから。


――





「そろそろ戻ろうか」


「そうですね。涼、帰るよ」


「やー」


「もう暗くなってきたよ。熊五郎とペン太郎が待ってるよ」


「くぅとペン…かえるぅ」


熊五郎とペン太郎のこと忘れてたのね。


走り出して…転けた。


「大丈夫?」


ちょっと泣きそうになりかけた時


「涼は男の子だもんな。これくらいでは泣かないよな。強いもんな」


恭介さんが一言一言噛み砕くように言うと


「りょう にゃかにゃいもん。パパーりょう、ちゅよいこ?」


「あぁ、涼は強い子だな。なぁママ」


涼を抱き上げて歩き出す。


「うん、涼は強い子だよ。ママ大好き」


「りょうもママーがらいちゅき」


ニコニコ笑顔全開