朝、パパとママが結婚式に行く前に駅まで送ってもらい切符を買ってもらいました。
「ひなのちっぷは?」
「陽菜は保育園だから要らないのよ」
ママが説明しますが
「いや!ひなもちっぷほちいの」
今から駄々を捏ねてます。
大丈夫かな?
ちょっと心配です。
「ん、陽菜の切符だ」
パパが渡したのは入場券です。
「わ~い」
陽菜は大喜びです。
改札を通って
「陽菜、切符はお兄ちゃんに預かってもらいなさい」
「うん」
陽菜から預かりリュックサックの前ポケットから財布を出して入れました。
ホームに行って
電車は着てません。
「涼、ママの携帯渡しておくから。お祖父ちゃん達が来てなかったら電話するのよ。掛け方分かってるわね」
「うん」
昨日ママから教えてもらいました。
「あ、でんちゃきたよ」
電車が止まって僕達は乗り込みました。
「じゃあ気をつけてな」
「いってらっしゃい」
「いってきま~す」
「バイバ~イ」
電車の扉が閉まりました。
パパとママが見えなくなるまで手を振りました。



