Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




パパもママも渋ってましたが、


「パパ、ママ、おねがい。あっちのえきにおじいちゃんにむかえにきてもらうから。でんしゃのなかだけだから」


「乗り換えあるよ」


「えきいんさんにきくから」


「分かった。行って来い。月曜日の晩に迎えに行くから」


パパが漸くOKしてくれました。


「パパおむかえはえきにして。かえりもちゃんとひなとふたりででんしゃでかえる」


「うん、かえる」


「しかし」


「パパ、けっこんしきでおそくなるでしょう?おさけものむしくるまのれないよ」


「うん、のれにゃいよ」


陽菜はわかってないけど真似ばっかりしています。


「本当にそれで大丈夫なのか?」


「うん。おじいちゃんにでんしゃのせてもらうから」


「から」


「分かった。じゃあ涼、陽菜の面倒をちゃんと見てやるんだぞ」


「うん」


こうして陽菜と二人電車に乗って出かけます。


まるで冒険に行くみたいにワクワクです。