「寝ましたか?」
「あぁ、すぐにな」
「はしゃいでたから疲れてたと思いますよ」
お茶を淹れて
「あぁ、だけど熊五郎とペン太郎には参った」
確かに。
「絶対あれは お前のDNAだな」
「……」
「クククク…」
笑ってるし。
「涼はやっぱり内風呂の方がいいだろうな」
「そうですね。その方が安心です」
大浴場に連れて行ったら、はしゃぎすぎて何をしでかすか!
「ん」
恭介さんが私の膝に頭を置いて
「俺も一眠りすっから、膝枕して」
恭介さん…
「駄目?」
そんな目でお願いされちゃ嫌とは言えないじゃない。
恭介さんの知能犯。
恭介さんの髪を指ですきながら…
「恭介さんは狡い」
「フッ」
目を閉じて眠った。
恭介さんが脱いだジャケットを掛けて寝顔を見る。



