あら?
「陽菜、食べないの?」
陽菜は座りもせずに
「ママ」
「はい?」
「これママにプレジェントね」
「えっ?」
ズボンのポケットから何かを取りだし
「はい」
私の手の平に
「これは…」
「うん。いじゅみおばちゃんといっちょにとったいしなの。ママきれーっていったからママにプレジェントね」
白地にちょっとブルーがかった色の模様がある小石
「ありがとうね陽菜。本当に綺麗な石だわ。ね、恭介さん、涼」
二人にも見せて
「あぁ。陽菜、綺麗な石を見つけたな」
「ほんとだ。きれーないしだね」
二人にも褒められて陽菜はニコニコ
「ママ~」
私に抱き着いてきた。
抱き上げて膝に座らせ
「陽菜は優しいいい子ね。さ、お饅頭食べなさい」
温泉饅頭を陽菜に渡して
「うん」
一口食べて
「おいしいね~」
嬉しそうに。



