久しぶりの家
旅行は楽しいけれど家に帰って来るのもまた落ち着く。
この家に住むようになってまだ三年にもならないけれど、もう完全に我が家となったわ。
「恭介さん、コーヒー入りましたよ」
旅行の後片付けをして、ちょっと一服
「涼、陽菜もおやつよ」
帰ってからあの二人、二階の部屋に入ったまま出てこない。
階段の下から声をかけて
「涼~陽菜~」
「はぁ~い。いまおりる」
リビングに戻って旅館で買ってきた名物の温泉饅頭を出して
「お茶の方がよかったかしら?」
恭介さんが一つ食べて
「コーヒーでも大丈夫だ」
「はい。…涼と陽菜、遅いですね。何をしてるのかしら?」
もう一回呼びに行こうとすると
ドタドタドタ
階段を降りて来る足音が聞こえ二人がリビングヘ。



