Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「休めましたか?」


「ん。泉さんありがとう」


私の横に座り


「志織、コーヒー」

「アイスですか?ホット?」


「アイス」


「はい」


「ホント兄さん暴君よね。志織ちゃんこき使われて可哀想」


「ん?お前だって誠をこき使ってんじゃねえか」


「ち、ちょっと失礼ね。いつ私が誠さんを」


あらあら 兄妹喧嘩が始まった。


コーヒーを恭介さんに渡して


「恭介さん、言いすぎですよ」


「ん?お前は瑞穂の味方すんのか?」


『味方すんのか?』って子どもじゃあるまいし。


「恭介も瑞穂もいい加減にしなさい。志織ちゃんも泉ちゃんも困ってるわよ」


お母さんの鶴の一声に恭介さんはアイスコーヒーを一気に飲んで


「俺もアイツ等のとこに行って来る。此所にいたら分が悪いからな」


瑞穂さんを一睨みして出て行った。


フフフ…


恭介さんもお母さんと瑞穂さんには偉そうに出来ないみたい。