Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「だけど本当に恭介も変わったわね」


「あら、お母さん何処が?相変わらず自己チューじゃない」


うんうん。


「瑞穂、考えてごらんなさいよ。あの恭介がまぁ、文句言いながらだけどあんな長時間車を一人で運転する?こんな旅行する?此所ではゴルフも出来ないしサーフィンやダイビングだって」


そう言えばそうだわ。


去年はまだ陽菜が1歳だったから旅行も行かなかった。


それ以前の旅行って言ったら夏は海へ行ってたもん。


今年も7月に出張ついでの京都旅行をしたからもうお盆休みには旅行には行かないつもりだった。


近場のプールぐらいに行けばいいかなと。


「やっぱり涼と陽菜には恭介さんも勝てないんでしょうね」


「フフフ…恭介があんなに子煩悩だとは思わなかったわ」


確かに子煩悩だけど


「あれだけ二人にやいやい言われたら恭介さんも根負けしたんですよ」


「誰が根負けだ」


えっ?


「あら恭介、起きてきたの」


振り向いたら恭介さんがいた。