Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「陽菜、やっぱり持って行くの?」


「うん」


相変わらず熊五郎とペン太郎を引きずってる。


涼の代わりに今では陽菜が何処へ行くにも持って行こうとする。


「完全にお前のDNAだな」


と嫌味言われるし。


何とか車に乗り込み先ずは集合場所である藤倉の家へ


人数が多いからワゴン車を一台レンタルして後はお父さんの車とで行くことに。


「わ~バスだ~」


陽菜が嬉しそうに


「ひな、あれはバスじゃなくてワゴンしゃだよ」


「ワゴンしゃ?」


「うん」


「ひな、これのりたい」


「うん。陽菜も涼もまぁ君も和君もこれに乗るんだよ」


「わ~やったぁ」


陽菜がニコニコ


「あ~りょうにいちゃん」


真人君が涼を見つけて走って来た。


和君も瑞穂さんに抱かれたまま手を伸ばしている。


真人君が涼に抱きついたら


「まぁくん、だめ!おにいちゃんはひなのおにいちゃん」


フフフ…ヤキモチ妬いてる。


「ひなちゃん、ちょっとだけおにいちゃんかしてね」


真人君は本当に優しい。


陽菜に優しく謝ってる。


「うん。じゃあちょっとだけかしたげる。そのかわりにかずくんかしてね」


「うん」


何故か二人の間で取引成立したみたい。

フフフ…さすが社長と副社長の子どもね。


涼はそんな二人の話しに複雑顔