明くる日
「じゃあ志織、涼のこと頼んだぞ」
「はい。ちゃんとお母さんに」
陽菜が
「パパ、いってらっしゃい」
チュッ!
恭介さんにキスを
涼も
「いってらっしゃい」
「ん」
涼の頭を撫でて
「じゃあいってくる」
恭介さんが会社へ
涼の荷物と陽菜の保育園の用意をして
「じゃあ涼、陽菜 行きましょうか」
「うん」
相変わらずお互いに口も聞かない。
ほんとに恭介さんに似て頑固なんだから。
車に乗せてまず藤倉の家へ
陽菜を車に待たせて涼と
「おはようございます」
「おはよう」
「お母さん、今日はよろしくお願いします」
「大丈夫よ。ね、涼ちゃん」
「うん」
さっさと奥へ
「大変ね」
「はい。二人ともに頑固ですから」
「フフフ…恭介に似ているのね」
お母さんもそう思ってるのね。
涼の荷物を預けて
「じゃあ」
「はい、いってらっしゃい」
藤倉の家を出て保育園に陽菜を預けて会社へ
はぁ~
今日は疲れたわ。



