Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「おやすみなさい」

「おやすみ」


涼が寝て


「大変だな」


「はい」


私もビールをお相伴して


「涼と話した」


「はい」


「陽菜が宿題の絵をめちゃめちゃにしたらしいな」


「陽菜としては手伝ったつもりなんですけど」


「陽菜が涼を叩いたって」


「口では勝てませんから。キィーとなったみたいです。陽菜としてはいいことをしたつもりだから何で怒られるのかと」


「まだ2歳だからな」


「はい。だけど…」

「ん?」


「二人を引き離して陽菜にちゃんと説明をしたんです。陽菜も分かってくれたようだったんですけど…電話してる間にまた涼の部屋に」


「それで『出ていけ』って涼に言われて大泣きか」


「はい。もしかして」


「ん?」


「陽菜も反抗期かしら」


「まだ早いだろ」


「ですよね」


恭介さんの肩に頭をもたせかけ


「親も大変ですね」


「フッ 確かにな」


そっと抱き寄せてくれた。