Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




新幹線に乗り


「パパ、あれがきょうとタワーだね」


「あぁ、そうだ」


「あ」


「どうしたの?涼」

「のぼるのわすれたね」


「あ~そうね」


「ひなものぼりたかったな」


いっちょまえに残念がってる。


「今度来た時登ろうね」


「うん。パパ」


「ん?」


「きょうとタワーってローソクみたいだね」


あ、そう言えばそんな感じね。


「ハハハ…あれはローソクじゃなくて灯台らしいぞ」


あら、そうなの?


てか恭介さん何気に詳しいじゃない。


「美作君に聞いた」

私の考えてたことが分かっちゃったのね。


「へぇ~とうだいなのか~うみじゃないのにね」


た、確かに。


「きっと京都の人や京都に来る人を照らすって意味なんだよ」


「ふ~ん、そうか」

「しょうかぁ」


フフフ…


陽菜ったら涼の真似ばかり。


涼はまた窓にへばりついて景色を見てる。


陽菜は一生懸命に私と恭介さんに小雪さん達のことを話している。


よほど嬉しかったのね。


その内に陽菜は眠って