Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「じゃあ全員で写真撮ろうか」


美作さんが三脚を立て


「お父さん、お母さん、女将さんもみんな一緒に」


セルフタイマーで記念写真を。


「じゃあ志織」


「はい。本当にありがとうございました。また家にも来て下さいね」


「おおきに」


玄関まで見送ってもらい


「おねえちゃんまたね」


「陽菜ちゃん、また会おな」


「こゆきおねえちゃん」


「へぇ?」


涼が


「おてがみかいてもいい?」


「うん、ありがとう。楽しみにしてる」


小雪さんが


「涼君」


「うん?」


チュッ!


涼の頬っぺに


「あっ!」


涼、またまた真っ赤。


「こゆきおねえちゃん、ひなも」


フフフ…陽菜がヤキモチ妬いてる。


「陽菜ちゃんも」


チュッ!


「あいがと」


そして


チュッ!


小雪さんの頬っぺに


「フフフ…陽菜ちゃん、ありがとう」


「うん」


陽菜はニコニコ嬉しそう。


「では、失礼します」


「バイバイ」


「さいなら」


タクシーに乗って、見えなくなるまで涼と陽菜は手を振り続けていた。