「涼、陽菜」
「はい」
涼が
「たくみおにいちゃん、こゆきおねえちゃん、ことみおねえちゃん、いちはなおねえちゃん、おばちゃん、ありがとございました」
みんなにお礼を
陽菜も
「あいがとござまちた」
真似してお礼を言ってる。
「ううん。涼君陽菜ちゃん、こちらこそありがとうな。うちものすご楽しかったんえ。うち一人っ子やさかい何か弟と妹が出来たみたいで…また来てな」
「うん。こゆきおねえちゃん」
「なんえ、涼君」
「りょうね、こゆきおねえちゃんのおとうとになる」
「えっ?」
「ひなもおととになる」
おととって魚に…って私ったら何を考えてんのよ。
「クククク…」
恭介さんが私を見て笑ってる。
私の考えたことバレたのね。
「陽菜は女の子だから弟じゃなく妹だ」
恭介さんに教えてもらい
「いもと。うん、ひなねこゆきおねえちゃんのいもとになる」
「フフフ…ありがとう。こんな可愛らしい弟と妹が出来て嬉しいわぁ」
「うん」
涼も陽菜もニコニコして小雪さんの傍に。



