Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「はぁ~りょう おなかいっぱい」


「ひなもいっぱい」

「フフフ…」


陽菜がお腹を擦ってる。


また小雪さん達と遊んでもらい…


「志織、そろそろ」


「そうですね」


「今日は本当に突然お邪魔して申し訳ありませんでした」


恭介さんが頭を下げてる。


「本当にいい祇園祭になりました。子ども達にも私達にも」


私も。


「いえいえ、こちらこそ。小雪が夕べ帰って来て涼君と陽菜ちゃんが可愛い可愛い言うて、そしてお父さんもお母さんも凄い素敵やって…そやからうちもお会いしたいなぁと思って誘わせてもろって、急やのに来てくれはっておおきに」


反対に女将さんに頭を下げられてしまった。


「また京都へ来はったら寄っておくれやすな」


「はい、ありがとうございます」


陽菜が


「ママ」


「どうしたの?陽菜」


何か泣きそうなんですけど。


涼が


「もうかえるの?」


こちらも寂しそうに。