明くる朝
何か…重たい。
目を醒ますと、あら!
いつの間にか涼と陽菜が私と恭介さんの間に入り込んでる。
陽菜の頭が私の胸に。
フフフ…
陽菜は分かるけど涼も潜り込んで来たのね。
手を伸ばして時計を見ると6時半か。
三人を起こさないようにそっとベッドを降りる。
身支度を整え三人の服の用意をしてると
「ママ」
「陽菜、おはよう」
「おはよ」
抱き上げて服を着せ顔を洗わせ髪を今日はツインテールにする。
リボンはオレンジ
「はい、出来ました」
鏡を見て
「あいがと」
こういうところは2歳にしてしっかり女だわ。
「う~んママ」
「涼 おはよう」
「おにいちゃん おはよ」
「おはよ」
着替えをして顔を洗い
「パパまだねてるね」
「ひながおこす」
ベッドに上り
「パパ おきなちゃい」
耳元で大声で言いながら…また鼻を摘まんだ。
恭介さんも驚いて
「陽菜」
「キャッキャッ…パパ~」
抱きついてるし。
恭介さんも陽菜には勝てないわよね。



