Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




陽菜が


「おしめちゃま」と呼ぶのを


「陽菜ちゃん、小雪ちゃんでええよ」


「?」


恭介さんが涼と陽菜に


「お姫様じゃなくて小雪お姉ちゃんだ」


「うん。こゆきおねえちゃん」


「はい」


涼も照れながら


「こゆきおねえちゃん」


「はい」


小雪さんが涼に微笑むと涼は真っ赤。


フフフ…可愛い


「クッククク…」


えっ?恭介さん


耳元で


「お前にそっくりだな。すぐ赤くなる」


「……」


そんなに私は赤くなりますか?


お食事を終えて


「じゃあ行きましょうか」


「そうですね」


恭介さんが立って先に


私達も出て…


恭介さんが妙な顔をしてる。


どうしたのかしら?


お店を出て、見送りに出て来てくれた女将さんに


「ごちそうさまでした」


涼と陽菜も


「ごちそうさま」


「ごちしょうしゃまれした」


ペコリとお辞儀


「フフフ…また京都へ来はったら寄っとおくれやす」


「はい」


お店を後に四条通りへ