Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「皆さんは夕食お済みなんですか?」


「いや、これからです」


「じゃあ一緒に如何ですか?実は彼女とはそこで待ち合わせなんで」


恭介さんと顔を見合わせ


「じゃあお願いします」


「はい。涼君、もうすぐ会えるよ」


「うん」


美作さんに連れて行かれたお店は割烹料理屋さん


ガラッ!


「おいでやす」


「こんばんは」


「あ、美作さん、おいでやす。小雪ちゃん奥で待ってまっせ」


「ありがとうございます。皆さんどうぞ」


美作さんに連れられて奥のお座敷に。


襖を開けたら


「あ~おしめちゃまだ」


陽菜が嬉しそうに大声で


お座敷には可愛らしい舞妓さんが一人座っていた。


「こんばんは。小雪(コユキ)どす。陽菜ちゃん?」


「あい。こんにちは」


陽菜がちょっと緊張しながらペコリとお辞儀をしてる。


私達も


「こんばんは。今日は無理を聞いてもらってすみません」


「いえ、気にせんといてくれやす。うちは今日はお休みどすさかい」


えっ?


「お休みにすみません。舞妓さんってお休みは髪をほどかれるんでしょう?」


本に書いてあった。


「いえ、違うんどす。今日はお休み言うても美作さんの撮影のお手伝いどすさかい髪はこのままどすねん。お座敷がないだけどす」


その時