Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




陽菜には浴衣を着せて


「わぁ~ひなおしめちゃまだ」


嬉しそう。


涼も着せようとしたんだけど


「ぜったいいや」


と拒否されてしまった。


私と恭介さんは勿論服


「さ、行きましょうか」


ホテルで聞いて地下鉄で四条烏丸へ


美作さんとの待ち合わせは月鉾(ツキホコ)の所って


月鉾、月鉾って…



「あ、恭介さん あれじゃないですか?」


鉾の天辺に三日月が付いてる。


「そうだな」


人が多いから恭介さんが陽菜を抱っこして


「涼、危ないからママと手を繋げ」


「はぁ~い」


今回は大人しく言うことを聞いた。


やっぱり人の多さに驚いたんだろう。


月鉾の側に来て


「あ、たくみおにいちゃんだ~」


陽菜が美作さんを見つけたみたいで大きな声で呼んでいる。


「こんばんは。陽菜ちゃん可愛いねぇ」


「あいがと」


「美作さん、今夜はお手を取ってすみません」


「いや、気にしないで下さい。彼女にも話したら会えるのを楽しみにしていました」


「そう言って頂けると助かります」


「ねぇ、たくみおにいちゃん、まいこさんは?」


涼が聞いてる。


フフフ…涼も楽しみなのね。