Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「たくみおにいちゃん」


今度は涼が


「このカメラすごいね」


「あぁ、ありがとう」


美作さんの持ってるのはプロ使用?のカメラ


恭介さんが


「カメラマンですか?」


「えぇ」


「美作拓海さん…って拝見したことありますよ。舞妓の写真」


へぇ~恭介さん知ってるんだ。


「ありがとうございます」


「あの写真…舞妓の素顔って言うんですかね、いい表情だった。お座敷でみるようなツンとすました表情じゃなく」


恭介さん、舞妓さんをお座敷で見たことあるのかしら。


「パパ、『まいこ』って?」


涼には初めて聞く言葉だわね。


「舞妓って…ん~着物着て髪を結って、白粉塗って」


この説明では分からないわよね。


涼の頭の上には?マークが飛んでいる。


「涼君、舞妓ってこれだよ」


デジカメのデータを見せてくれた。


「わぁ~」


「あ、おしめちゃまだ」


陽菜が写真を見て


「おしめちゃま、おしめちゃま」


本人は「お姫様」と言ってるつもりらしい。


「きれ~ね」


「本当に綺麗ね」


可愛らしい舞妓さんが微笑んでる。


「いいな~ひなもおしめちゃまみたい」


えっ?


「パパ、ママ」


恭介さんと顔を見合わせて