Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「いくらですか?」


今日は僕と陽菜が買うんだから僕が聞かないと。


「いくらでちゅか」


「はい。1000円です」


ちょうど1000円でした。


僕はポケットから財布を出して100円玉を10枚お姉さんに渡しました。


「これね、ひなのおとしだまなの」


陽菜がお姉さんに偉そうに言ってます。


「お年玉なの。それでカーネーション買ってくれるんだ、ありがとう」


「ヘヘヘ…」


陽菜は笑っています。


「ぼくのおこづかい500えんとひなのおとしだま500えんで1000えんなの」


僕のお小遣いも入ってることを言っとかないと陽菜だけが出したと思われたら困ります。


「ククク…」


パパが笑ってます。

何でだろう?


「そうなんだ。ママは嬉しいだろうね」


お姉さんが優しく言ってくれました。


「はい。ちょうど1000円頂きました。ありがとうございました」


「ありがとうございました」


「あいがとごじゃました」


お姉さんにお礼を言ってお店を出ました。