トントン
あ、陽菜とパパが階段を上がって来ました。
ガチャッ!
「涼、どうしたんだ?」
あれ?
「ひながいわなかった?」
「陽菜か?陽菜は『パパ内緒ね』としか」
「ないちょ、ないちょ」
指を唇に当ててます。
う~ん賢いのは取り消そうかな。
「で、どうしたんだ?」
パパが座りその膝に陽菜がちょこんと座ってます。
「あしたね『ははのひ』でしょう」
「ほぉ~よく知ってんな」
「がっこうでならったの」
「さすが一年生だな」
パパが頭を撫でてくれました。
「しゃしゅがいちねんしぇい」
陽菜がパパの真似をしています。



