「ママ」 「うん?」 「りょうね、のんでみたいな」 はぁ? 「おっぱいを?」 「うん」 『うん』って言われても… 「クッククク…」 恭介さん笑ってるし。 「おっぱいは赤ちゃんが飲むんだよ」 「だ、だからね、ちょっとだけ。ちょっとだけならひなもおこらないとおもうんだ」 何か凄い理屈ね。 でも… 涼は目をキラキラさせて見てるし 無下に駄目だって言うのも 「恭介さん」 助けを求めるように。