恭介さんが外に行き
――
―
遅いなぁ。
もう帰って来てもいいんだけど。
恭介さんが外に出て5分は経ってる。
陽菜を抱いて外へ
「恭介さん」
「あぁ、まだ帰って来ない」
恭介さんも腕時計をチラチラ見てる。
「知り合いに会ってまたお喋りしてるんでしょうか?」
「その可能性はあるな。公園では遊ばないとあれほど約束しているし」
涼はわりかし人懐こい子でご近所さんともよく話しをしている。
「お前は陽菜と家に入ってろ。陽菜が風邪を引いたら大変だから。俺ちょっと見てくるわ」
「はい、お願いします」
恭介さんが大通りの方を目指し歩いて行く。
私も行きたいんだけど陽菜に風邪を引かすわけにはいかないし家に入り陽菜をベビーベッドへ
――
―
それから10分ほどして
ガチャッ!
あ、帰って来た。
玄関に行くと



