Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




RuRuRuRu


「はい…分かりました。ありがとうございます」


電話を切って


「お袋か?」


着替えてきた恭介さんが時計を見て


「はい。今無事に信号を渡ったそうです」


お母さんもバレないようにつけてくれたのね。


「じゃあ後5分くらいか」


「そうですね」


涼の足だともうちょっと掛かるかな。



5分経ち


「ぼちぼち帰って来るだろう。表に出る」


「はい」


私も出ようとしたら


「お前は家で出迎えてやれ。陽菜と一緒に」


ベビーベッドを見ると陽菜が起きていた。


「はい。じゃあお願いしますね」


「ん」


二人で表にいたらまた陽菜が泣き出しても分からないもんね。


恭介さんも気にかけているのね。