Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




――





う、うん?


顔を上げて


「恭介さん、嫌らしいですよ」


「何を言ってんだ?お前は」


横に座り


「だ、だって恭介さん見てる」


「ん?見たって別に減るもんじゃなし。だいたい俺のだから見たって文句言われる筋じゃない」


いや『俺のだから』って言われても。


あっ!


「もういいの?ごちそうさまする?」


陽菜はもうお腹が脹れたよう。


背中をとんとんと叩きゲップをさせ


「で、何で陽菜が一人で泣いてたんだ?」


あ、説明を忘れてた。


涼のことを話し


「それより恭介さんも帰りが早いじゃないですか?あ、何か忘れ物でも」


陽菜の耳に体温計を当てて…うん、そんなにないわね。