だけど…本当にどうしたのかしら?
今までこんなことなかったからどう対処していいもんやら。
とにかく掃除と洗濯を済ませ
あ~疲れた。
いくら二回目とはいえ、あ、そうか。前の時は実家に帰ってたもんね。
帰るまでは一人だったし。
RuRuRuRu
「はい、藤倉です」
「涼は大丈夫だったか?」
恭介さん…もう仕事始まってるよね。
「志織」
「あ、はい。お迎えが来るまでは泣いてましたが、元気よく行きました」
「ん。だけどアイツ…」
「はい」
「ま、出来るだけ早く帰るけど。あまり駄々をこねるようなら叱れよ」
「はい」
「じゃあな」
電話を切って
そうなのよね、恭介さんにも逆らって駄々をこねて泣いてるのよね。
恭介さんも赤ちゃんのことで寂しいんだと思い宥めようとするんだけど。
全く言うことを聞かない。
私達二人ともどうしていいやら頭を抱えてる。



