Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




「だ、だってもう一回結婚って…」


「白無垢を着たらって言ってんだ。誰も俺と別れて他の男と結婚しろなんて言ってない。ホントに馬鹿だな」


「恭介さん」


「それとも何か?俺と別れたいのか?ん?」


「そそそんなこと…」


怖いよ~


「だいたいな、残念ながら俺は別れる気はないんだ。覚えとけ」


「……ゥン」


噛みつくようにキスをされた。


まるで罰を与えるように。


恭介さんの胸を叩いて離れようとするんだけど


「暴れんな」


再び唇を奪われた。


恭介さんの舌が唇を割って入ってくる。


絡め取られ…


――





ようやく唇が離れた。


「……」


「……」


「き…恭介さん」


恭介さんの手はみやつ口から胸に…


「な、何を」


「ん?」


「む、胸…触らないで…下さい」


「いや」


「……」


耳元で


「脱がしていい?」


「えっ?」


「…着物」


「だ、駄目。涼が…起きて来るかも…」


「……」


恭介さんの手は肌襦袢の中に…


「恭介さん」


「起きて来るか?」


「…たぶん。お腹も空く頃だし」


「……」


「恭介さん」


胸から手を出し


「仕方ねえな」


ふぅ~


ちょうどその時


ガチャッ!


「ママ~」


…なんというタイミング


恭介さんの膝から降りて


「涼、起きたの?」


「うん、ママおなかがペコリなの」


「うん、食べようね。パパと待ってて」


「うん。パパ…おしゃけのんでるの」


「あぁ。涼は飲めないからチーズ食べるか」


「うん」


パパのおつまみを嬉しそうに食べてる。


――





恭介さんが横目で睨んでる。


はぁ~


後が怖いわ。