二人眠りに就いて…


――





「ゥ、ゥァ…ァァ~ゥン」


あら、涼が!


ベッドから飛び起き涼の部屋へ


「どうしたの。涼、大丈夫?」


「マ、ママ~ ゥァ…ァァ~ゥン」


私に抱き着いて大泣き。


「どうしたの?怖い夢でも見たのかな」


抱き上げて私達の寝室へ


「涼、どうしたんだ?」


恭介さんが手を出すんだけど…


私にしがみついて



「ゥァ…ァァ…」


激しく泣きじゃくる。


「大丈夫だからね~もう怖くないからね~涼はいい子だね~」


背中を擦って


――





「ヒック、ヒック…」


やっと落ち着いてきた。