「寝たか」


「はい」


晩御飯を食べながら


「まぁ、涼も初めてのことだらけで疲れただろうな」


「そうですね。私と別れてからは暫くは泣いてたみたいですが早苗ちゃんがいてくれたお陰ですぐにみんなと遊んでたようです。ご飯もしっかり食べて、ちゃんとお昼寝もしたって」


「だから言ったろ、涼は俺に似て順応性があるって」


「……」


何で涼のいいところは自分に似てると思ってんでしょう?


「でも お迎えに行って私を見た途端に大泣きでした。緊張が切れたみたい」


「フッ泣き虫はお前に似てっからな」


「……」


短所は全部私に似てるって言うし。


この身勝手さは直らないわね~


ご飯を済ませ私は後片付け。


恭介さんはゆっくりニュースを見ながらお酒を飲んでる。


「お前も飲むか?」


「じゃあ少しだけ」


母乳をあげてたから殆ど飲まなかったんだけど今は離乳食と粉ミルクだし。


久しぶりにヴァイオレットフィズを飲みながら