Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




時間はもう9時半を回ってる。


大変だわ


「涼、歯磨きしよう。もう寝んねしなくちゃ」


「は~い」


涼も眠いのか今日は素直に言うことを聞く。


「俺も風呂に入って来る」


歯磨きを済ませベッドに


「きょうはおもしろかったね」


「そうだね」


「パパのおにはよわいね。かんたんにやっつけられちゃった」


「フフフ…」


恭介さん聞いたら怒るだろうな。


「つぎはいつまめまけるの?」


へっ?


「豆まきは一年に一回だよ。だから次は来年だよ」


「ふ~ん、そっかぁ」


「じゃあ絵本読もうか?」


「うん。ママ、おにがでてくるやつ」


「はいはい」


鬼が出て来るなら…っと、やっぱりこれね。『桃太郎』


半分も読まない間に寝ちゃった。


フフフ…


よっぽど眠かったのね。


はしゃぎ疲れだわ。

額にキスをして


「おやすみ」