スーパーで豆とお寿司の具材と鰯を買って家へ


夕御飯の支度をしている間、涼は熊五郎とペン太郎相手に豆まきごっこをしてる。


何だか張り切ってるよね。


ちょっと不安なんだけど。



ピンポーン


「あ、パパだ」


8時過ぎに帰って来た。


いつもなら涼は先に食べるんだけど今日は待つと言って先にお風呂に入った。


「おかえりなさい。はやくおすしたべよ」


「まだ食べてなかったのか?」


「今日は待つんだって」


「ん。風呂には入ったのか?」


涼を抱き上げながらリビングへ


「うん。ママとはいったよ」


ソファーに涼を降ろし


「じゃあパパも着替えて来るから。あ、風呂は後から入る」


「はい」


鰯を焼いて、大根をおろして、後は畑菜の胡麻和えと巻き寿司とアサリのおすましね。


「ママ」


「うん?」


「りょうのおすしね、ちいちゃくない?」


「うん、涼のは子ども用なんだよ。パパやママみたいな大きいの食べたらお魚とか食べられなくなるからね」


「ふ~ん」


恭介さんが着替えを済ませて席に着いた。