Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~




涼はお兄さんと楽しそうに滑っている。


私と滑るよりやっぱりスピード出てる。

涼、恐くないのかしら。


――





「ママ~」


涼達が戻って来て


「楽しかった?」


「うん。おもしろいね」


「じゃあお兄さんにありがとう言わないと」


「はい。おにいちゃん、あいがと」


ぺこんとお辞儀


「本当にありがとうございました」


「いえいえ。僕も楽しかったですから。涼君、ありがとう」


「はい、どういたちまちて」


何か使い方間違ってるし。


「ハハハ…涼君は賢いね」


「あいがと」


嬉しそうに笑ってる。


「ママ」


「うん?」


「あのね、なんかのみたい」


あ~喉が渇いたのね。


「うん、じゃあ何か飲みに行こうか?」


「うん」


「じゃあ僕は」


「いえ、宜しければ一緒にお茶如何ですか?涼がお世話になったお礼にしちゃあれですけど」


「いや、そんな気を」


「おにいちゃん、いっしょにのも。ね」


涼がお兄さんの手を握って、見上げてる。


「…じゃああつかましいけどご馳走になります。涼君、ありがとう」


「どういたちまちて」


覚えたてのこの言葉を使いたくて仕方ないのね。


「ハハハ…」


お兄さんも笑って涼に手を引かれレストハウスへ