社に戻って


「お~可愛い子ちゃん」


「副社長、また今日から宜しくお願いします」


「うん。水野が言ってたが涼、泣いたって?大丈夫か?」


「私と離れるのが初めてですから」


また気になり出した。


「ハハハ…涼より可愛い子ちゃんの方が泣きそうだな」


「誠さん」


「誠、これ以上志織を泣かすな。仕事にならん」


なっ何を!


「社長、 私はちゃんと仕事はしてます。誰かさんのように私情は挟みません」


「誰かさんって誰だよ?俺のことか?」


「……」


私達が睨み合ってると


「お前等夫婦喧嘩すんなら家に帰ってからやれ。もう会議だぞ」


あっ!


そうだ、こんなことをしてる場合じゃないんだ。


「社長、会議です」


書類を渡して


「早く行きましょう」


社長と副社長を急かして会議室へ