恭介さんも7時過ぎに帰って来て
夕食を食べお風呂に入れて(今日は私と入るんだって)
「パパ、ママ」
「なぁに」
「どうした?」
「きょう ねんねしたらしゃんたしゃんくるんだね?」
「うんそうよ。涼が寝んねしたらサンタさんが来るんだよ」
「りょうね、パパとママとしゃんたしゃんをまちたいの」
待ちたいのって…
「涼が起きてたらサンタさんは来ないよ。ね、パパ」
「あぁ、涼が寝ないと来てくれないぞ」
「うん。だからね、パパとママといっしょにねんねしてね、まちたいの」
フフフ…
ようは一緒に寝たいってことを理屈つけてるのね。
「だめ?」
可愛く聞いてくる。
恭介さんと顔を見合わせ
「じゃあ涼、パパ達と一緒に寝るか?」
「うん!いっしょにねんねしゅる」
顔をパッと輝かせて
「パパ、だいしゅき」
恭介さんに抱き着いた。
フフフ…
恭介さん またデレデレ。
「じゃあ涼、寝んねしよ」
「うん。パパいこう」
恭介さんと私の手をひいて寝室へ
あら、涼ったら。
手回しのいいこと。
ベッドに熊五郎とペン太郎を置いている。
「くうとペンもね、パパとママといっしょにねんねしたいからさきにねんねしてるね」
だって!
フフフ… 知能犯なんだから。



